おもわずハマってしまうもの

両親が、 姉に借りた『 イサン 』という韓流大河ドラマのDVDに
熱を上げている。

いつリビングへ行っても、 ふたり顔をならべ 真剣に見ている。

今さらながら、 韓ドラの 〝 ハマってしまう度 〟 のすごさを
思い知らされた。

気持ちはわかる。

ぼくも かつて 『 3年B組金八先生 』 とか、 忘れちゃったけど
なにかのドラマにのめり込み、 アタマから順にレンタルしていった
ことがある。 

また、 なにかの漫画を友だちに全巻借りて、 数日間 我を忘れて
一気読みしたりもした。

そういったときは、 続きを見る ( 読む ) のが楽しみで、 毎日
胸を躍らせていた。

現在 人から 『 24 』 をすすめられているが、 ハマってしまうと
ほかのことに身が入らなくなってしまうので 借りてない。

ハマれるものがあるということは、 生きがいがあるということ
でもある。

かつて中島らもさんは 〝 教養とは ひとりで自分の時間を埋め
られる能力のこと 〟 とおっしゃっていたが、 それは言い換え
れば、 どれだけ好きなものを持っているか というふうにもとれる。

不覚にも ハマってしまうもの。

何であるにせよ、 そういうものがあるというのは、 とても
幸せなことだ。

◆この記事は、もうすぐ消滅するgooブログに、2011年5月26日に掲載したものです。

©2011 Daisuke Asaoka