アンドレの手

最近、 ぼくが子どものころに活躍していたアンドレ・ザ・ジャイアント
というプロレスラーの古本を入手したら、 アンドレの実物大の手形が
付いてきた。
いうまでもないことだが、 上の写真を見てわかる通り、 大人の標準
サイズである、 ぼくのてのひらが余裕で収まってしまう。
この実物大の手形を目にするまで、 おそらくアンドレの手はグローブ
ほどの大きさだろうと予想していたが、 いやいやグロープどころでは
ない。
よく相撲の力士の手形が捺されたサイン色紙があるが、 アンドレの手
はとても色紙では収まらない。 まさかこれほどまで大きいとはおもわ
なかった。
ちなみにアンドレは、 身長2メートル23センチ、 体重265キロ、 くつ
のサイズは45センチあったという。
元横綱の曙 ( あけぼの ) の身長を20センチ高くして、 体重を数十
キロ増やしたといえば、 伝わるだろうか。
文字通りの 「 人間山脈 」 だった。
46歳の若さでこの世を去ったが、 業界では心優しき巨人としてみんな
から好かれていたようだ。
いまのプロレス界で、 これほど どえらいスケールのレスラーはいない。