朝丘大介著『アミューズメント・ホスピタル』感想(SNS編)

ネットで検索しても、出なくなった『アミューズメント・ホスピタル』の感想です。

◆ママチャリ生活圏内さま

大筋では体が入れ替わっちゃう物語です。
その物語を本流に
違う物語が交錯します。

一番気になったのは…
確か20年間も妊婦だった…20年間お腹に引きこもりの胎児の物語。

読み間違えたのかと思って
読み返してしまいました。

おもしろかったのは
入れ替わるときって大概ファンタジー的でしょ?

ぶつかったときに入れ替わるって多いけど、
この物語では医療器械が原因なんですよね。
多分まだ商品化はされてなくて
実験的に使用した二人が入れ替わちゃって
本人たちにその前後の記憶がないから
混乱しちゃうんだけど…。

その器械を開発したきっかけが
医師が患者の状態を体験してみるためのものなんですよね。
発想が面白いですね。
小説ならでは…。
現実にはあり得ないよね。
そんなことしてたら
お医者さんものすごい超過勤務になりそう…。

入れ替わったのはどちらも女医で
片方の体調の悪さを体験できて
それの対処法が分かった感じで終わっています。

こういう器械があれば
今の医学では説明できない症状を
医師本人が体験することによって
治療方法が出てくるかもしれないですよね。

お腹の中で20年も引きこもる子どもや
患者の症状を体験できる器械とか
発想が面白い人だなぁって思いつつ
読了しました。

◆佐賀県立図書館 図書館司書さま
県立図書館に入った本から、 高校生におすすめの本を紹介します!
思わず手にとってしまう、かわいい表紙です。
リズミカルなストーリーでさくっと読めます。

◆きが様
すべてのエピソード、これどういうオチつけるんだろ? って読んでたら、意外な形で
まとまっていてビックリです!

◆ちょうちんねこ様
 プロローグから緊迫した展開で、読み始めからストーリーに引き込まれる!
 個性的な登場人物がみなとても魅力的!
 また、ストーリーはユーモラスでありつつホラー展開もあり、ラブコメあり、初回問題…等とても幅広い。

ラース・フォン・トリアー監督の『キングダム』シリーズが好きならきっとハマると思う。

作品自体も楽しめたが、私は発声練習法がとても勉強になった。私もシマモトみたいに練習して、お客さんの印象を良くしていこうと思う(営業職なので)。

◆ハルヤマ様
漫画のようなキャラ達があり得ない話を次々展開していきますが、
先生のメッセージは前作『オレンジ病棟』より一貫していると感じとりました。
あと思うのは、先生は人が好きなんだなということ。
病院嫌いな人も少し病院を好きになれるかも。

◆パチビードク様
『アミューズメント・ホスピタル』面白かった~。

◆西山工務店様
奇異な患者を描いた医療エンタメ。小一時、虐待相手の腕を噛み、勝利。消しゴム、筆箱、机で歯を鍛え、電線を噛み、感電死寸前。教頭を噛み、停学。亡霊を噛み、歯が抜け、
酢昆布をなめていくと決意。噛むことが生きがいの患者のキャラは好み。

◆よし様
放射線科のお話が一番すきでした。

◆新橋典呼様
『オレンジ病棟』と全然違う作風に驚き。
朝丘先生の作品は、努力する人がより生きやすくなり、性格の悪い人が自業自得といえる展開を迎えるところが好きです。中毒患者が自覚してよかった。

◆夜を越えて様
ハーフのイケメン薬剤師。
歌う彼はトラウマを乗り越える。
トラウマを与えた男すらも、乗り越えていく。
『アミューズメント・ホスピタル』は、文字をなぞる読み方だと、ハチャメチャで
コミカルな小説。
行間を読む、という表現が正しいか分からないけれど、「見え隠れするもの」に気づくと、
『オレンジ病棟』と同じようにハッと息を飲む瞬間が随所に。

◆ふぅ子様
朝丘大介さんの
『アミューズメント・ホスピタル』・・読了^^
舞台は音原(ねはら)大学附属病院。
救急指定を受けた総合病院。

岡本久仁子という女医の 7歳の息子が
車にはねられ命を落としてしまうという
悲しいシーンから物語が始まる。

っと言うとぉ
きゃわいい表紙とは全然違う
暗いお話かと思いきや、
これが そうでもないっ^^

確かに ちょっと
不気味なとこもあるにはあるけど

登場人物それぞれが
一筋のほのかな灯りを確かに見つけて
ラストを迎えることで 
読んでるものは救われる^^

病院で働くスタッフたちや
個性の強い入院患者たちが繰り広げる
珍事件の連続^^

その1つ1つのエピソードの中に
「いじめ」であったり「虐待」であったり
「偏見」であったり・・・
著者が 日頃
自分の中で気に留め考慮されてるのであろう
人間の闇に対するメッセージを
くみ取ることが出来る…

若年層から高齢者まで、
幅広い年齢層が楽しめる作品になってると思う。

おススメ!!!

◆空中楼閣さま
入れ替わりモノで息子を亡くしたベテラン救命医♀と不思議地味オタク皮膚科医♀の身体が入れ替わる

サブタイは ○○時 リハビリテーション科とか放射線科とか精神科とか栄養科とか
出産シーンと満腹中枢を食べた(と患者が錯覚して症状が治まるプラシーボ)シーンでウッてなった

栄養科の描写は思わせ振りすぎ

けど精神科で元いじめ加害者だった薬物中毒患者が医師と話してるシーンとか自業自得だし
不思議地味オタク皮膚科医(長い)がいじめられてたのに気付いてベテラン女医が牽制したシーンはよかった

あと不思議(中略)皮膚科医の男性不審も直ったのでよかった


声って大事なんだな~ 良かったねシマモトさん
あとシマモトさんに協力するリハビリ科の津田も良い人だな

放射線科で書かれた無類(むるい)さんのシーンでちょっと泣いた
何の病気かはわからなくても病気の自覚があるから病で苦しむ他の患者を祈ることで自分が(も?)救われたかったのかも とか…
最後どうなったのかな 癌を告知されて入院が決まったとこで終わってたけど良い人だから助かってほしいなぁ
亡くなった妻の言葉を覚えてるから落ち着いてはいるけど

咀嚼が趣味の患者(舞台になってる病院のスタッフでもある)が悪霊に憑かれた歯科医にドリルで目を抉られそうになるシーンはこわかったけどその寸前に口臭で悪霊撃退してわろた

©2025 Daisuke Asaoka

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