五色の短冊2013

よく通りがかる神社の前。 今年も きれいに展示された七夕竹に、 地元の
子どもが書いた 短冊 ( たんざく ) が 結いつけられている。

幼稚園児から中学生まで。 願いごとは年齢によってさまざま。

まず今年いちばん目についた願いごと。 それはお金。

「 大金持ちになりたい 」
「 ロトセブンで8億円当たりますように 」
「 リッチになりたい 」

男の子で多かった願いごとは、 野球選手やサッカー選手、 バイロットなど。

不思議なことに、 ウルトラマンや仮面ライダーになりたいといった類のもの
がひとつもなかった。

テレビをほとんど見ない生活を送っているのでよくわからないが、 最近は
子どもが減っているせいで、 ヒーローものの番組はやっていないのだろう
か。

一方、 女の子のほうはというと、 かんごしさん、 パテシエ、 幼稚園の
先生、 バレリーナといったところか。

なかには おマセな子もいる。 自分と好きな男子の相合傘を短冊に書いて
いる子もいれば、

「 Sくんに認知されますように 」
「 Iくんとスウィートライフを送れますように 」
「 Kくんをいじり倒してみたい 」

などと書いてあるものもある。 イニシャルの部分は、 もちろん相手の本名
がしっかりと書かれている。

やはり、 女の子のほうが早熟だ。

もちろん、 子どもらしい願いごとも健在だ。

「 おもちゃいっぱい 」
「 かっこいいろぼとをつくりたい 」
「 ラーメンだったら、 きゅうしょくがバイキングになりますように 」

最後にいちばん印象に残った短冊。

「 とくに願いがないので、 スラムの人たちの願いをかなえてください 」

みんな、 願いがかなうといいですね。

◆この記事は、もうすぐ消滅するgooブログに、2013年7月6日に掲載したものです。

© 2013 Daisuke Asaoka